Tracプラグイン: ブックマーク機能を追加 – Bookmark Plugin

社内標準でTracベースのバグ管理システム cikloneを使い始めてかなり経ちます。
使っていく中で、多いのがプロジェクトによってはいつも同じページを参照していて、そこにショートカットが欲しいなー。
というものです。

とはいえ、自分の為にWikiStartにリンクつくるのもどうかなと思うし。。

そんなわけで、Tracにブックマーク機能を追加する、BookmarkPlugin を作りました。

インストール

レポジトリからインストールします。0.11と0.12で動作検証済みです。

> easy_install http://trac-hacks.org/svn/bookmarkplugin/0.11/

Bookmark プラグインを使う

ブックマークプラグインをインストールして、enableしたら、ログインしましょう。
ログインすると、コンテキストメニュー(グローバルメニューの下) に灰色の星マークが表示されます。

灰色の星マークをクリックすると、黄色に変わります。

これでブックマークされました。右端の “Bookmark” というリンクからプルダウンで該当のページに行くことができます。
黄色の星マーククリックで削除です。

“Bookmark” リンクそのものは /bookmark というページにリンクしていて、ブックマークの一覧を表示します。

BookmarkPluginは初めてtrac-hacks に上げたプラグインなのですが、VotePluginを参考にして作りました。

Trac プラグイン : フォーラムを作成する – DiscussionPlugin

Trac内にフォーラムを作ることができる、DiscussionPlugin 。

フォーラムは世の中にもよくあるので、どういうものかは想像出来るんですが、Tracで使うとなると、

  • 仕様や、実装面での細かな確認
  • 運用時のナレッジデータベース

なんかで使えそうですね。チケットのように、目的がはっきりしていて、終了するとクローズみたいな感じでもないけれども、Wikiのようにドキュメント化するような話でもない。といったところですね。

インストール

レポジトリからインストールします。

> easy_install http://trac-hacks.org/svn/discussionplugin/0.11/
 File "/usr/lib/python2.4/site-packages/TracDiscussion-0.7_r8725-py2.4.egg/tracdiscussion/api.py", line 1334
      'where' : 'WHERE ' + where if where else ''}
                                  ^
  SyntaxError: invalid syntax

エラーとなりました。。。しかも、SyntaxError って。。。

 'where' : 'WHERE ' + where if where else ''}

どうやら、Python 2.4 ではサポートされていない if 構文が使われているようです。何箇所かありますが、全部変更してしまいましょう。

> svn checkout http://trac-hacks.org/svn/discussionplugin/0.11/
> .
> . => api.py を直して。。
> .
> easy_install 0.11/
Processing
Running setup.py -q bdist_egg --dist-dir /tmp/tracdiscussion/egg-dist-tmp-aJVXGj
zip_safe flag not set; analyzing archive contents...
Adding TracDiscussion 0.7-r8725 to easy-install.pth file

Installed /usr/lib/python2.4/site-packages/TracDiscussion-0.7_r8725-py2.4.egg
Processing dependencies for TracDiscussion==0.7-r8725
Finished processing dependencies for TracDiscussion==0.7-r8725

今度は上手くインストールできました。

Discussin プラグインを使ってみる

trac.ini にデフォルトの設定を追加したら、Discussionを使ってみます。

まずは管理画面でDiscussion Plugin がenableされていることを確認します。

ナビゲーションも表示されています。

まっさらなDiscussion画面、とりあえず、ひとつフォーラムを立ち上げてみます。

出来ました!!が、見づらいです。。太字にするところが間違っているような気が。。

自作自演ですが、回答もいくつかしてみましょう。

やっぱり、少し見づらいですね。。。

フォーラムとトピックをいくつか入れてみました。
ナレッジデータベースとして使うと、とても良いものになりそうです。

検索にも対応しているので、蓄積されれば十分に有効利用できる気がします。

Python 2.4 用に変更した際の差分ファイル

DiscussionPluginをPython2.4ベースで動かすためのパッチ

Trac プラグイン : Ticket Changesets Plugin

trac と subversion を用いてプロジェクトを管理していて、subversion で管理しているソースをコミットする時

チケットの参照

refs #1, #2
  * commit message

チケットの解決

fixed #3
  * bugfix

などのメッセージを入れるかとおもいます。
このコマンドをメッセージとしてコミットすると対応するチケットのコメント欄は下図のようになります。


数個のコメントならいいですが、たくさんのコメントが付いた場合どのチェンジセットがこのチケットに関わるものなのかわかり辛くなります。

そんなときに便利なのがこのTicket Changesets Plugin です。

続きを読む

Trac プラグイン : Selectable calendar pop-up

Tracの日付入力はテキストボックスでめんどくさいな。。と思ったことが誰でもあるはず。
カレンダーポップアップ プラグインはそんな悩みを解決してくれる、はず。。

インストール

easy_install でインストールですね。

> easy_install http://trac-hacks.org/svn/calendarpopupplugin/0.11/

とりあえず使ってみる

wiki のHowto をみて設定してみます。

「まずは、ポップアップを表示したい input field のHTML-IDとファイル名を特定しましょう。」。。。もしかして、自分で1づつ指定しないといけないんですね。。
とりあえず、例の通りにやってみます。

[calendarpopup]
ids=duedate=MM/dd/yy  << これがDOM ID
files=milestone_edit.html << これがファイル名

どうやら、マイルストーンの期限にポップアップをつけるようです。

設定したら、マイルストーンページを確認してみます。

お、でました。

MM/DD/YY で入力できましたね。

さらに設定して使う

他に日付入力を探してみたんですが、意外とないです。。
マイルストーンの完了日は 時間も入力することになっていますが、ここにもポップアップを設定してみます。

今度は管理画面から設定

以下のように入力します。
files
- milestone_edit.html
ids
- completeddate,duedate=MM/dd/yy

フォーマットが。。。。そのまま更新したらエラーになってしまいました。。
フォーマットは id ごとに指定していくことになっているみたいです。

files
- milestone_edit.html
ids
- completeddate=MM/dd/yy,duedate=MM/dd/yy

チケットのカスタムフィールドで期限とか運用しているととっても便利な気がします。

2010/08/30 tracpathのドキュメントサイトオープン

20100830_wiki.ciklone_screenshot

tracpath(tracpath )のオンラインドキュメントサイトをオープン致しました。このWikiサイトは

  • tracpathの便利な使い方
  • BTS/バージョン管理の使い方
  • 活用方法
  • オンラインマニュアル

をご説明しております。

Trac プラグイン : Awesome Attachments Plugin

awesome attachments とはなかなか勢いのあるネーミングです。

何がすごいと言ってるかというと、チケットへのファイルの添付をチケット作成前にできる。ということみたいです。
たしかに、tracではチケットに添付ファイルをつけるときは一度チケットを作ったあとに添付しないといけないので、画像を添付するときは
1. チケット作成
2. 画像ファイルを添付
3. 画像ファイルを展開するマクロ [[Image()]] をチケット本文に追加
みたいに面倒な感じでした。

0.11 版だけしか提供されていないですが、インストールしてみます。

インストール

まずはeasy_install コマンドでインストールします。

 
> easy_install http://trac-hacks.org/svn/awesomeattachmentsplugin/0.11

trac.ini には [components] セクションに2行書き足します。
この辺、マニュアルの通りですね。

 
trac.ticket.web_ui.TicketModule = off
awesome.awesomattachments.* = enabled

管理画面でプラグインを確認

enableになっています。

では、チケットを作ってみましょう。
チケット作成画面にアップロード用のフォームが追加されています。

プラスボタンで複数添付もできるようです。

画像をアップロードすると、なんと本文に自動的に Image マクロが追加されました。うーん、これは便利。

そんなわけで、チケットを作ると、画像が開いた状態で表示されます。

これはなかなか便利かもしれません。

Trac : プラグイン一覧

チケット系

Ticket Change Plugin
コミットログをより詳細にチケットと関連付ける : プラグインページ
Awesome Attachments Plugin
チケット作成時にファイルの添付をすることができる : プラグインページ
Selectable calendar pop-up
任意の入力フィールドにカレンダー入力を追加できる : プラグインページ
Discussion Plugin
Tracにフォーラムを機能を追加する : プラグインページ
Wiki create ticket plugin
Wikiからチケットを作成 : プラグインページ

「ダッシュボード」機能を紹介します

いつも ciklone ブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は ciklone の機能を紹介していきます。

あなたのチームでは朝会はやっていますか?
会社やチームによってやり方は異なると思いますが、アジャイルソフトウェア開発手法を取り入れている ciklone 開発チームでは毎日朝会をやっています。

アジャイル開発の朝会といっても特別なことは何もなく、以下の点に気をつけて開催しています。

朝会のポイント

  • 立ってやる(スタンドアップミーティング)
  • 毎日決まった時間に開催する(20分以内)
  • 問題解決の場ではないことを説明
  • 話すこと
    • 前回から何をやったのか?
    • 今日何をするか?
    • 気付いた点・問題点
    • (あれば)良いルール、やってうまくいったこと

仕事(開発)を始める前に、「定例、立って」がポイントだと思います。
進捗を確認する場ではないので、リラックスして話すことから始めるようにしています。

それでは、これから紹介するダッシュボード機能とは、チームリーダーやプロジェクト管理者にとって便利な機能です。もちろん、チームメンバーも。

プロジェクトの活動状況(活発なのか、そうでないのか)を一覧で確認できます。
アクセス方法は ciklone にログイン後、右上のメニューから「ダッシュボード」をクリックします。

次に簡単な機能を紹介します。

1. スター

複数のプロジェクトがあるとき、スター付けることができます。スターは特別な意味をもちます。重要なプロジェクトや比較したいプロジェクト、自分がメンバーであるプロジェクトにスターをつけることで、すべてのスター付きプロジェクトを確認することが出来ます。あなたのプロジェクトのスターをクリックしてみてください。

2. プロジェクト活動状況

プロジェクトの1ヶ月(または、1年)の時間でプロジェクトの活動状況をグラフで見ることが出来ます。

  • wiki ・・・だれでも編集できるWikiシステムでページを作成・更新した状況を表示
  • チェンジセット・・・バージョン管理システムを使ってソースコードやドキュメントを更新した状況を表示
  • チケット・・・バグやタスクを作成、更新した状況を表示

3. 機能へのショートカット

あなたのプロジェクトにある各機能へショートカットするためのリンク集です。

4. プロジェクトの統計情報

あなたのプロジェクトの統計情報が表示されます。表示される情報は、ドキュメント/Wiki、マイルストーン、コミット、チケットの簡易統計が表示されます。

2010/06/29 Version 1.4 リリース

20100629_screen

tracpathのバージョン 1.4 リリースを行いました。今回のバージョンアップにより、

  • ダッシュボード機能をさらにわかりやすく改善しました
  • tracpathの機能を説明するヒント機能を追加しました
  • スター機能を追加しました
  • バグフィックス

【復旧】2010/06/07 サービス障害報告

tracpathの新規サインアップ時に環境障害により、新規登録を受付けることができませんでした。現在は復旧しており、新規登録が可能です。ご迷惑をお掛けしました。

  • 【障害発生日時】2010年5月25日(火)~
  • 【障害の内容】新規アカウント管理サーバの環境設定に不備
  • 【影響範囲】新規アカウント登録ができない
  • 【詳細】当サイトの新規アカウント登録をされたユーザがサーバ環境障害のため、正常に登録することが出来ませんでした。
    誠に申し訳ございませんが新規お申込されたお客さまは再度ご登録願います。
    大変お手数をお掛け致しますがよろしくお願い致します。
    ※現在、障害は回復しております。