投稿者「tracpath」のアーカイブ

“ciklone.com” メンテナンスのご案内(12/05)

いつもサイクロンをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

ciklone.com の計画メンテナンスを実施予定です。メンテナンス中は ciklone.com にアクセスすることはできませんのでご注意願います。

【実施予定日】: 12月5日(月) 00:00 – 01:00 (12月4日(日) 24:00-25:00)

【作業時間】: 約10分予定

【内容】: ciklone が利用している Amazon EC2 インスタンスのバージョンアップのため

【サービス】:メンテナンス実施中の10分間はすべてのサービスにアクセスすることが出来ません。

 

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

メンテナンスに関するご質問は、こちらまでご連絡ください。

fulmo – Webアプリのためのスクリーンキャプチャー&バグレポートツール –

こんにちは。今回はオープングルーヴが開発したオープンソースのアプリケーション「fulmo(フルモ)」をご紹介します。

fulmo とは、高速・シンプルで簡単なウェブアプリケーション向けのスクリーンキャプチャー&バグレポートツールです。(ブラウザ拡張) fulmo は

  • アジャイル開発チーム
  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • 品質管理チーム
  • テスター

のためのツールです。バグを発見してから、ワンクリックでバグレポートを登録する画面が表示されるため、すばやくバグレポートを登録することが出来ます。さらにバグ発生時のスクリーンショットも一緒に登録できますので、「説明不足なバグレポート」や「なんかバグってますが・・・」というレポートから問題発見を力強くサポートします。 開発中のWebアプリケーションで見つけたバグをすばやく、簡単に報告することが出来ます。もちろん、ブラウザで動作するアプリケーションすべて(例えば、携帯向けサイト、スマートフォン向けサイト)のテストに利用する事が出来ます。 だれでも無料で利用する事が出来ますので、ぜひお試し下さい。 ダウンロードはこちらから。

fulmo を開発したワケ

ciklone(サイクロン)というクラウド型の課題管理/バグ管理サービスを提供していますが、利用中の顧客から、

テスティング工程でたくさんのバグ報告が登録されるが、もっと簡単にバグレポートできないか。

開発者にとっては、バグ解析するための有益な情報を報告して欲しい → バグ発生時のスクリーンキャプチャーを簡単にチケット登録したい。

複数プロジェクトに対応したバグレポートツールがほしい

などの声があり、ciklone や Trac をもっと便利に使ってもらえるように開発しました。

fulmo でできること

  • Webアプリケーションのスクリーンショットを作成し、BTS(バグ管理)に登録
  • BTS(バグ管理)に新規チケット登録
  • 複数のサイトを管理、いつでも切替
  • Trac/Trac lightning/ciklone に対応
  • 右クリックメニューやツールバーのアイコンからすばやくチケット登録
  • 対応ブラウザ(IEには対応しておりません)、Google Chrome 12.x / Firefox 3.6 –

スクリーンショット

ciklone:チケットを一括でインポート – TicketImportPlugin

サイクロンで要望の多かったチケットを一括でインポートする機能が利用できるようになりました。Excelファイルやカンマ区切り(CSV)ファイルから一括でチケットをインポートすることが出来ます。

残念ながら、Excel 2007には対応していません。。。

特徴

  • ExcelやCSVから大量のチケットを一括で登録・更新できる
  • 登録前にプレビューとヒント表示
  • カスタムフィールドに対応

少し仕様がややこしいですが抑えておきたいポイント

  • 1行目はインポートする項目名(チケットの英字名称)、2行目以降はインポートしたいデータ
  • ticket(チケットNO)と概要(summary)をキーとして扱います。概要(summary)が同じ、またはチケットNO(ticket or id)が同じ。データが存在する場合、既存のチケットデータを更新します。
  • この機能により、チケットをエクスポートし、Excelで編集、再度インポートが可能です。
  • 必須項目 : 概要(summary)のみ

利用できるフィールド(カスタムフィールドも可能)

  • チケットNO : ticket または id
  • 概要 : summary
  • 報告者 : reporter
  • 担当者 : owner
  • 詳細 : description
  • 分類 : type
  • 状態 : status
  • 優先度 : priority
  • マイルストーン : milestone
  • コンポーネント : component
  • バージョン : version
  • 解決方法 : resolution
  • キーワード : keywords
  • 関係者 : cc
  • 作成日 : time
  • 更新日 : changetime

 

スクリーンショット

プロジェクトの管理タブをクリックして、管理メニューに「チケットインポート」が表示されます。

Excelファイルをインポートしたいデータで作成します。(サンプルデータは MS Excel 2003にて作成)

ファイルアップロードすれば、自動でプレビュー画面が表示されます。問題なければインポートを実行します。

ciklone-sample-ticketimport

Trac Plugin:TicketImportPlugin

インシデント管理に必要なこと

「インシデント管理、どうしていますか?」

ある程度の規模のエンドユーザ企業では数名~からシステム管理を専門にする、情報システム部門があります。情報システム部門の業務は多岐にわたり

  • 社内システム、基幹システムの運用や保守
  • 社員が利用するPCの管理
  • インフラ・ネットワークの管理
  • エンドユーザから要望されたソフトウェアの検証
  • OSやツールのバージョンアップ作業
  • ヘルプデスク
  • 新システムの企画

など。他にもあるでしょうが・・・

情報システム部門の中でも、システム管理者や運用保守担当者とは

エンドユーザから見た場合、自分たちの業務を支えてくれる便利屋さん、と思っている人も多いのではないでしょうか。

エンドユーザから、「昨日までは出来たのだけれど」「ログインできません」「やり方がわからない」など、日々のサポートで昼間は自分たちの仕事が出来ない、という声も聞いたことあります。

「インシデント管理ができれていれば全てが解決」というわけではありませんが、あなたの仕事の2,3割は減らすことが出来るかもしれません。

インシデント管理とは

「インシデント」とは提供するITサービスの中断を意味する。インシデントに対して、インシデントの発生から対策、解決(クローズ)までの一連の流れを管理し、コントロールを行う。ただし、ITILは従来の運用で行われてきた管理と異なり、暫定対応と恒久対応を明確に分離し、インシデント管理では暫定対応のみを対象として管理し、恒久対応に関しては問題管理プロセスにて管理を行う。
問題管理とは異なり、一時的な対応・暫定的な対応ということになります。
日常起こるインシデントの具体例として
  • メールが受信できない
  • ログインできない
  • アプリケーションの使い方が分らない

など、やろうとしたときにできない状況のことです。

インシデント管理に必要なこと

エンドユーザにとって、

  • 目の前のできない状況を解決できればそれでOK。
  • やりたいことができなくても、別の解決策があればOK。
  • いつ解決するのか、今どのような状況なのか、がわかればOK。

システム管理者や保守運用担当者にとっては、インシデントを解決したからと言ってそれで終わりではありません。

  • インシデントの発生した状況、「なぜ、そのようなインシデントが発生したのか?
  • インシデントに対して、具体的に「何をやったのか?
  • インシデントの再発を防ぐため、「同じ事が起こらないために何をすればよいのか?

をナレッジとして残し、同じ問題が発生したときの事例として活用する仕組みまで考えなければいけないのではないでしょうか。

情報システムの方達はエンドユーザからの問い合せに対して、シンプルに、楽に管理出来るようなフローを自分たちで構築されていると思います。
エンドユーザが望むことは「いつものようにできること」と「できない場合は、今どうなっているのか」がわかることだと思います。

ソースコード管理をするメリット

みなさんはソースコードをどのように管理していますか。

バージョン管理システムを使っている方やファイルサーバに日付を付けたフォルダで管理している方、台帳で管理している方、様々な方法でやりやすい方法で管理していると思います。

本ブログではソースコードの管理にバージョン管理を使ってみたいけど、次にどうすればよいかわからないという方に向けたファーストステップになるような説明をします。

まず、「バージョン管理」とは時間の経過と共に変更が加えられる、プログラムのソースコードやドキュメントなどの各種リソースの作成日時、変更日時、変更点などの履歴を保存しておきます。何度も変更を追加されたファイルでも、過去の状態や変更した人、変更内容を確認したり、過去に遡って状態を復元することができます。

チーム開発によるメリット

  • 作成日時、変更日時、変更点の履歴を保管
  • 過去バージョンの変更履歴を確認し、変更前の状態に復元
  • チームでの共同開発サポート
    • 複数のメンバーが同時に複数ファイルを変更
    • 同じリポジトリ(作業コピー)を簡単に共有
    • 最新のソースコードを保証
  • すべてのファイルをマスタリポジトリで一元管理

このようにバージョン管理のメリットは理解しているけど、これまでのやり方を変えて導入することが難しい。

バージョン管理システムの導入を検討しているけど、用語が特殊であったり、機能が複雑と感じて導入に躊躇している。などの声を聞きます。

すぐに社内のプロジェクト標準ツールとして導入することは難しいかもしれませんが、1人での開発、2,3人のチーム開発という小さい単位で使ってみることをお勧めします。実際に導入され、開発ツールとして浸透し、無くてはならないツールとなるのは数ヶ月かかるかもしれません。バージョン管理を導入された方からの声をまとめたページがあります。

最近のプログラミング環境では必須と言われているソースコード管理。

オープンソースでは有名なソフトウェアがたくさんあります。一度使ってみてはどうでしょうか。


東北地方太平洋沖地震による当サービスの影響について

平素は「ciklone」をご利用頂きまして誠にありがとうございます。

2011年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた 皆様、関係者の方におかれましては、心よりお見舞い申し上げると共に 一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

サービスの提供について

関東地方において、計画停電が行われることが報道されております。現在のところ、この計画停電による弊社サービスの停止はございません。

「ダッシュボード」機能を紹介します

いつも ciklone ブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は ciklone の機能を紹介していきます。

あなたのチームでは朝会はやっていますか?
会社やチームによってやり方は異なると思いますが、アジャイルソフトウェア開発手法を取り入れている ciklone 開発チームでは毎日朝会をやっています。

アジャイル開発の朝会といっても特別なことは何もなく、以下の点に気をつけて開催しています。

朝会のポイント

  • 立ってやる(スタンドアップミーティング)
  • 毎日決まった時間に開催する(20分以内)
  • 問題解決の場ではないことを説明
  • 話すこと
    • 前回から何をやったのか?
    • 今日何をするか?
    • 気付いた点・問題点
    • (あれば)良いルール、やってうまくいったこと

仕事(開発)を始める前に、「定例、立って」がポイントだと思います。
進捗を確認する場ではないので、リラックスして話すことから始めるようにしています。

それでは、これから紹介するダッシュボード機能とは、チームリーダーやプロジェクト管理者にとって便利な機能です。もちろん、チームメンバーも。

プロジェクトの活動状況(活発なのか、そうでないのか)を一覧で確認できます。
アクセス方法は ciklone にログイン後、右上のメニューから「ダッシュボード」をクリックします。

次に簡単な機能を紹介します。

1. スター

複数のプロジェクトがあるとき、スター付けることができます。スターは特別な意味をもちます。重要なプロジェクトや比較したいプロジェクト、自分がメンバーであるプロジェクトにスターをつけることで、すべてのスター付きプロジェクトを確認することが出来ます。あなたのプロジェクトのスターをクリックしてみてください。

2. プロジェクト活動状況

プロジェクトの1ヶ月(または、1年)の時間でプロジェクトの活動状況をグラフで見ることが出来ます。

  • wiki ・・・だれでも編集できるWikiシステムでページを作成・更新した状況を表示
  • チェンジセット・・・バージョン管理システムを使ってソースコードやドキュメントを更新した状況を表示
  • チケット・・・バグやタスクを作成、更新した状況を表示

3. 機能へのショートカット

あなたのプロジェクトにある各機能へショートカットするためのリンク集です。

4. プロジェクトの統計情報

あなたのプロジェクトの統計情報が表示されます。表示される情報は、ドキュメント/Wiki、マイルストーン、コミット、チケットの簡易統計が表示されます。

ソフトウェア開発のバグ数と管理

spaghetti ゴキブリを1匹見つけたらその10倍は家に潜んでいると、誰かから聞いたことがありますが、それは本当なのでしょうか?

ソフトウェアのバグもそんなにあったら嫌だなあと最近つくづくと感じています。

バグ数の推定

そもそも、システム開発工程でバグを作りこまないようにすればいいのですが、必ずと言っていいほど作りこまれてしまいます。設計書の誤り、誤解や思い込み、錯覚あるいは検討もれなど、原因はたくさんありますが、どうやら人間の行動にはミスがつきまとうものだと理解した方がよさそうです。

設計者ならば、どれくらいバグが潜んでいるのか興味があると思いますが、信頼性予測のモデルによってソフトウェアの信頼性を数理的なモデルで計量化して予測する方法もあります。プログラム開発者が意図的にプログラム中にバグを埋め込んでおき、デバッグにより発見したバグのうち意図的に埋め込んだバグの発見率から全体のバグの数を推定するのです。

次のような式になります。(詳細はこちらを参照のこと)

(発見済み埋め込みバグ数)/(埋め込みバグ数)

=(発見済み潜在バグ数)/(潜在バグ数)

ソフトウェア開発者の能力によりバグの作りこみ数も変わってくるような気もしますが、バグの収束を願う設計者の気持ちはひしひしと伝わってきます。

テストの達人とは

バグを見つけるためには効果的なテストが必要ですが、どんなテストをすれば重大なバグが素早く見つかるのでしょうか。一般的なテスト作業では、コンポーネントとして実装したプログラムが要求仕様とおりに動作することを単体テストで確認し、結合テストによりさらに大きなモジュール単位での動作を確認します。当然のことながら、どんなテストツールを使うか、どんな体制でテストチームがテストを進めるかが重要になってきます。テスト工程を管理するテストツールも沢山出ているので、うまく利用すれば自動テストや結果分析も効率化できると思います。

デバッグとは関係ありませんが、2つの似た絵があって右の絵と左の絵でどこが違うのか探すような、間違い探しのクイズを考えてみてください。答えを見れば、何だそんな所か、とわかるのですが、意外なところ、想定外のところに違いがあると案外と見つかりにくいものです。もちろん、得手、不得手はありますが、ちょっと見方を変えることでバグが見つかるということがあります。他の人の見方や意見を参考にするのも、新鮮な視点を持つという点で、効果的です。開発者は、失敗を繰り返しながら、テストの達人に成長していくものなのでしょう。

ある先輩が言っていた言葉を思い出します。
「バグを全部見つけるのは無理だが、事故再発防止により品質向上できる」
類似不良を出さないことが最低限必要なのだと理解しましたが、これはいつの時代も通用することだと思います。

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cikloneによるバグ管理

バグ管理システムcikloneでは、チーム開発の進捗、wikiによる情報共有基盤を備えています。そのため、プロジェクトのチームメンバと情報交換をしながら、テストも進められます。バグ管理データベースで過去の類似バグも管理しているので、同じ失敗を繰り返さないようにできます。

無料版での利用が可能なので、皆さまも是非、御検討下さい。

チーム主導によるアジャイルソフトウェア開発

ciklone blogをご覧の皆さま、こんにちは!

cikloneは、チーム主導によるアジャイルソフトウェア開発を実現できる「ソフトウェアエンジニアのための開発プラットフォームを提供するクラウドサービス」です。この点で、管理者が進捗を管理するだけ、説明のためのWBSを作成するだけの、従来のプロジェクト管理システムとは全く異なっています。

アジャイルって何?という方もいらっしゃると思いますので、念のため、Wikipedeiaによると:

アジャイルソフトウェア開発 (アジャイルソフトウェアかいはつ、: agile software development) は、ソフトウェア工学において迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の総称である。近年、アジャイルソフトウェア開発手法が数多く考案されている。 ソフトウェア開発で実際に採用される事例も少しずつではあるが増えつつある。

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私達は、ソフトウェア開発に重要なキーワードは次の3つだと考えています。

  1. だれでも簡単に使える情報共有基盤
  2. チーム開発の進捗を管理し、課題・バグに漏れなく対応するためのシステム基盤
  3. ソフトウェア開発のライフサイクルで作成される成果物・ソースコードを管理するためのシステム基盤


cikloneを使って情報共有・課題管理を実現するには

ソフトウェア開発に重要な3つの要件を実現するために、cikloneは次のソリューションを提供しています。

  1. バージョン管理システム
  2. ソースコード管理と連携したバグ管理システム(BTS)
  3. チーム開発の進捗、wikiによる情報共有システム

cikloneを利用する事で、情報共有や課題管理を実現するシステム基盤が60秒であなたのチームに導入できます。そして、システムをあなたのチームに適用するための、ciklone導入・運用サポートが柔軟に対応します。

ciklone導入サポートで解決!

「ciklone導入サポート」を利用することで、これまでバージョン管理システムやバグ管理システム(BTS)を使ったことがないユーザに対してもスムーズに導入し、チームのため、エンドユーザのためのシステム開発が実現できます。

  • cikloneプロジェクト管理システムの導入
  • 管理者向け教育
  • 一般ユーザ向け教育

お客様は当サービスにより

  • システムをスムーズに導入できます。
  • 教育コストを削減し、先進的なクラウドサービスのメリットを享受できます。
  • 過去に導入がうまくいかなかった場合も、導入~運用まで十分サポートします。

チーム主導での開発が重要

さて、チーム主導での開発とは何でしょうか?

あなたのチームに、次の項目があてはまるかどうか、ちょっと考えてみて下さい。

  • 管理者の効率化を優先し、進捗報告は数字だけによる管理をしている。進捗率30%は本当なのか?
  • 現場のプログラマーまで、エンドユーザの声が届かない。プログラマーにとってベストな機能を開発。方向が違うのでは?
  • 障害情報、クレーム情報、エンドユーザ要求・・・日々大量のメールが流れ、忘れ去られているのではないかという不安があるのでは?

もしも、上記項目のどれかに思いあたる点があれば、チーム開発の進め方、ルール、仕事のやり方に改善の余地があります。あなたのチームでも考えてみてはいかがでしょうか?

私達が理想とするのは、「エンドユーザ、管理者、開発者の情報格差を減少させ、必要な情報を必要な人に伝える」ことです。
正しい情報が伝えられて初めて、正しい答えを見つけることができます。

バグデータベースの効果としかけ

ciklone blogをご覧の皆さま、こんにちは!   桜の花も散り始めていますね。

前回は、cikloneを使って、部門レベルにおいて課題、バグ情報の共有を実現したE社様の導入事例を紹介しましたが、「そもそもバグ管理には何が必要なの?」という基本的なことに戻って書いてみます。

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Wikipediaによると

バグ管理システム(バグかんりシステム)とはプロジェクトのバグを登録し、修正状況を追跡するシステム。バグトラッキングシステム(Bug Tracking System:BTS)とも呼ぶ。バグ管理システムの多くは、Webサーバ上で動作し、Webブラウザ経由でアクセスできるようになっている。バグ管理システムはソフトウェアを開発する上での必須アイテムになりつつある。

さらに、バグ管理に必要な基本的な機能として、バグのライフサイクルのワークフローによる一元管理(バグの投稿〜完了までのバグ情報の管理)、バグの検索と履歴管理、バグ更新時のメール通知機能などが挙げられます。

バグ管理に必要な5つの条件とは

私達は、バグ管理に必要な条件は次の5つだと考えました。ch_bugtask

  1. プロジェクトメンバー全員が確認できること
  2. 最新版が管理されていること
  3. 問題の解決状況がひとめでわかること
  4. 過去のバグも管理されていること
  5. 担当者、対応期日が管理されていること

そこで、cikloneではバグ管理の条件を満たすバグデータベースに加えて、プロジェクトメンバーのタスク管理やバージョン管理(ソースコード管理)コミュニケーション環境を備えることによって、Wikipediaによる定義以上の「協調・反復アプローチによるソフトウェア開発」を実現するのです。ここがとても重要なポイントだと思います。

バグデータベースの構築

cikloneでバグや課題のデータベースを作成すると、常に、「だれが、いつ、なにをする|しなければいけない」というタスク管理ができ、過去のプロジェクトにおいて発生した障害、ナレッジ情報を検索できます。でも、導入のためのバグデータベースを一から構築するのは大変そうだなあ、という不安をお持ちの皆さんには朗報です!

  1. ブラウザさえあれば、すぐに利用できます
  2. 1プロジェクト無料で利用し続けることができます
  3. スプレッドシートで管理していたバグをWebから簡単登録できます
  4. バグの最新状態もレポートで確認できます
  5. バグを1件ごとに履歴管理します(「現在のバグ数」「対応状況」「期限」「担当者」ごとに把握)

このようにして、一旦バグデータベースを作ってしまえば、過去のバグも簡単に全文検索できますし、過去のプロジェクト事例、対応事例などのノウハウも活用できるのです。

あともうひとつ重要な点は、cikloneにはプロジェクトの進捗と共にノウハウ・文書化をしていく仕掛けがあることなのです。この点については、後日にでもご紹介いたしましょう。

無料版での利用が可能なので、皆さまも是非、御検討下さい。