投稿者「tracpath」のアーカイブ

新規プロジェクト作成時に他プロジェクトの設定情報をコピーしてプロジェクト作成

サイクロンの新機能のご紹介です。

複数のプロジェクトを作成し、管理されている利用者様向けに「テンプレート・既存プロジェクトの設定をコピーして新規プロジェクト作成」のご紹介です。

プロジェクトを立ち上げてから最初に行う作業はサイクロンのシステム設定です。新規作成したときに設定するだけなのですが、毎回設定し直すのはとても不便です。設定項目だけみても

  • チケット分類
  • マイルストーン
  • 優先度
  • 解決方法
  • 重要度
  • 分類
  • バージョン
  • ワークフローの設定

など、会社やチームによってはプロジェクト毎に同じ作業をくり返すことになります。この同じ作業の繰り返しを楽な方法で実現する機能として、「設定済みのプロジェクトをコピー」を提供します。

プロジェクトのコピーでは以下の設定をコピーします。

  • チケットの属性(プロジェクト作成時に入力可能)
  • ワークフローの設定
  • チケットテンプレート
  • カスタムフィールド
  • 設定タブの詳細設定項目(trac.ini)

ぜひご活用下さい。

テンプレートからプロジェクト作成

テンプレートからプロジェクト作成

チケットのテンプレート(雛形)機能の説明

サイクロンの新機能「チケットのテンプレート」について説明します。

チケットのテンプレート機能は、チケットを新規作成するとき雛形となるテンプレート名を選択することで、チケットの詳細内容やチケットの属性に値を自動入力することが出来ます。これにより、開発者にとって有責な情報を報告してもらうためのバグ内容や手順等、必要な情報を報告者に通知することが出来ます。チケットのテンプレートを作成するときに参考になる考え方として、本ブログの「バグデータベースの効果と仕掛け」をご覧下さい。

サイクロンのチケットテンプレート管理の特徴

  • チケットのテンプレートをいくつでも作成することが可能
  • チケット分類に応じたテンプレートを作成可能
  • テンプレート毎にチケットの属性(分類、マイルストーン、重要度)が設定可能
  • テンプレートの編集、削除はプロジェクトの管理者のみ(権限が必要)

参考

Trac プラグイン:Trac Ticket Template Plugin

チケットのテンプレート機能

チケットのテンプレート機能

チケットのテンプレート管理

チケットのテンプレート管理

RSSリーダーを使ってプロジェクトの更新情報をチェック

こんにちは、サイクロンの便利な使い方をご紹介。
「RSSリーダー」を利用されていますか。ブログやニュースサイトで更新情報(RSS配信)を見たことがあると思います。RSSリーダーとは、ブログやニュースサイトで配信されているRSSを取得・購読するためのツールです。
RSS購読のためのツールはたくさんありますが、有名なところでは

メールやブラウザ型

  • Microsoft Office Outlook 2007
  • Thunderbird
  • Firefox
  • Opera
  • Becky

Webサービス

  • Google Reader
  • livedoor Reader

数多くのクライアント用アプリケーションが提供されているので自分にあったツールを選ぶことが出来ます。
ciklone(サイクロン)はこのRSS(フィード)を提供しています。以下のような特徴があります。

  • タイムライン、チケット詳細、レポート、カスタムクエリをRSS配信
  • プロジェクトの更新情報をすばやく確認
  • セキュアなアクセス(SSL)  ※アカウントのパスワードを変更した場合、RSSのURLもリセットされるため再設定が必要です。

多くのプロジェクトを管理していても、RSSリーダーを使ってプロジェクトの活動状況を素早く、簡単に確認することが出来ます。
ぜひ、この機能をご活用下さい。

 

“ciklone.com” メンテナンスのご案内(1/29)

いつもサイクロンをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

ciklone.com の計画メンテナンスを実施予定です。メンテナンス中は ciklone.com にアクセスすることはできませんのでご注意願います。

【実施予定日】: 1月29日(日) 22:00 – 01:00 (1月30日(月) -25:00)

【作業時間】: 約3時間を予定

【内容】: ciklone が利用している Amazon EC2 チューニングと サービスのチューニングを実施します。

【サービス】:メンテナンス実施中の約3時間はすべてのサービスにアクセスすることが出来ません。

 

今回のメンテナンスで ciklone のパフォーマンスを向上させるための作業を実施します。これまで以上に安定・高速なサービスのご提供が可能となります。 お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

メンテナンスに関するご質問は、こちらまでご連絡ください。

“ciklone.com” メンテナンスのご案内(12/05)

いつもサイクロンをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

ciklone.com の計画メンテナンスを実施予定です。メンテナンス中は ciklone.com にアクセスすることはできませんのでご注意願います。

【実施予定日】: 12月5日(月) 00:00 – 01:00 (12月4日(日) 24:00-25:00)

【作業時間】: 約10分予定

【内容】: ciklone が利用している Amazon EC2 インスタンスのバージョンアップのため

【サービス】:メンテナンス実施中の10分間はすべてのサービスにアクセスすることが出来ません。

 

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

メンテナンスに関するご質問は、こちらまでご連絡ください。

fulmo – Webアプリのためのスクリーンキャプチャー&バグレポートツール –

こんにちは。今回はオープングルーヴが開発したオープンソースのアプリケーション「fulmo(フルモ)」をご紹介します。

fulmo とは、高速・シンプルで簡単なウェブアプリケーション向けのスクリーンキャプチャー&バグレポートツールです。(ブラウザ拡張) fulmo は

  • アジャイル開発チーム
  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • 品質管理チーム
  • テスター

のためのツールです。バグを発見してから、ワンクリックでバグレポートを登録する画面が表示されるため、すばやくバグレポートを登録することが出来ます。さらにバグ発生時のスクリーンショットも一緒に登録できますので、「説明不足なバグレポート」や「なんかバグってますが・・・」というレポートから問題発見を力強くサポートします。 開発中のWebアプリケーションで見つけたバグをすばやく、簡単に報告することが出来ます。もちろん、ブラウザで動作するアプリケーションすべて(例えば、携帯向けサイト、スマートフォン向けサイト)のテストに利用する事が出来ます。 だれでも無料で利用する事が出来ますので、ぜひお試し下さい。 ダウンロードはこちらから。

fulmo を開発したワケ

ciklone(サイクロン)というクラウド型の課題管理/バグ管理サービスを提供していますが、利用中の顧客から、

テスティング工程でたくさんのバグ報告が登録されるが、もっと簡単にバグレポートできないか。

開発者にとっては、バグ解析するための有益な情報を報告して欲しい → バグ発生時のスクリーンキャプチャーを簡単にチケット登録したい。

複数プロジェクトに対応したバグレポートツールがほしい

などの声があり、ciklone や Trac をもっと便利に使ってもらえるように開発しました。

fulmo でできること

  • Webアプリケーションのスクリーンショットを作成し、BTS(バグ管理)に登録
  • BTS(バグ管理)に新規チケット登録
  • 複数のサイトを管理、いつでも切替
  • Trac/Trac lightning/ciklone に対応
  • 右クリックメニューやツールバーのアイコンからすばやくチケット登録
  • 対応ブラウザ(IEには対応しておりません)、Google Chrome 12.x / Firefox 3.6 –

スクリーンショット

ciklone:チケットを一括でインポート – TicketImportPlugin

サイクロンで要望の多かったチケットを一括でインポートする機能が利用できるようになりました。Excelファイルやカンマ区切り(CSV)ファイルから一括でチケットをインポートすることが出来ます。

残念ながら、Excel 2007には対応していません。。。

特徴

  • ExcelやCSVから大量のチケットを一括で登録・更新できる
  • 登録前にプレビューとヒント表示
  • カスタムフィールドに対応

少し仕様がややこしいですが抑えておきたいポイント

  • 1行目はインポートする項目名(チケットの英字名称)、2行目以降はインポートしたいデータ
  • ticket(チケットNO)と概要(summary)をキーとして扱います。概要(summary)が同じ、またはチケットNO(ticket or id)が同じ。データが存在する場合、既存のチケットデータを更新します。
  • この機能により、チケットをエクスポートし、Excelで編集、再度インポートが可能です。
  • 必須項目 : 概要(summary)のみ

利用できるフィールド(カスタムフィールドも可能)

  • チケットNO : ticket または id
  • 概要 : summary
  • 報告者 : reporter
  • 担当者 : owner
  • 詳細 : description
  • 分類 : type
  • 状態 : status
  • 優先度 : priority
  • マイルストーン : milestone
  • コンポーネント : component
  • バージョン : version
  • 解決方法 : resolution
  • キーワード : keywords
  • 関係者 : cc
  • 作成日 : time
  • 更新日 : changetime

 

スクリーンショット

プロジェクトの管理タブをクリックして、管理メニューに「チケットインポート」が表示されます。

Excelファイルをインポートしたいデータで作成します。(サンプルデータは MS Excel 2003にて作成)

ファイルアップロードすれば、自動でプレビュー画面が表示されます。問題なければインポートを実行します。

ciklone-sample-ticketimport

Trac Plugin:TicketImportPlugin

インシデント管理に必要なこと

「インシデント管理、どうしていますか?」

ある程度の規模のエンドユーザ企業では数名~からシステム管理を専門にする、情報システム部門があります。情報システム部門の業務は多岐にわたり

  • 社内システム、基幹システムの運用や保守
  • 社員が利用するPCの管理
  • インフラ・ネットワークの管理
  • エンドユーザから要望されたソフトウェアの検証
  • OSやツールのバージョンアップ作業
  • ヘルプデスク
  • 新システムの企画

など。他にもあるでしょうが・・・

情報システム部門の中でも、システム管理者や運用保守担当者とは

エンドユーザから見た場合、自分たちの業務を支えてくれる便利屋さん、と思っている人も多いのではないでしょうか。

エンドユーザから、「昨日までは出来たのだけれど」「ログインできません」「やり方がわからない」など、日々のサポートで昼間は自分たちの仕事が出来ない、という声も聞いたことあります。

「インシデント管理ができれていれば全てが解決」というわけではありませんが、あなたの仕事の2,3割は減らすことが出来るかもしれません。

インシデント管理とは

「インシデント」とは提供するITサービスの中断を意味する。インシデントに対して、インシデントの発生から対策、解決(クローズ)までの一連の流れを管理し、コントロールを行う。ただし、ITILは従来の運用で行われてきた管理と異なり、暫定対応と恒久対応を明確に分離し、インシデント管理では暫定対応のみを対象として管理し、恒久対応に関しては問題管理プロセスにて管理を行う。
問題管理とは異なり、一時的な対応・暫定的な対応ということになります。
日常起こるインシデントの具体例として
  • メールが受信できない
  • ログインできない
  • アプリケーションの使い方が分らない

など、やろうとしたときにできない状況のことです。

インシデント管理に必要なこと

エンドユーザにとって、

  • 目の前のできない状況を解決できればそれでOK。
  • やりたいことができなくても、別の解決策があればOK。
  • いつ解決するのか、今どのような状況なのか、がわかればOK。

システム管理者や保守運用担当者にとっては、インシデントを解決したからと言ってそれで終わりではありません。

  • インシデントの発生した状況、「なぜ、そのようなインシデントが発生したのか?
  • インシデントに対して、具体的に「何をやったのか?
  • インシデントの再発を防ぐため、「同じ事が起こらないために何をすればよいのか?

をナレッジとして残し、同じ問題が発生したときの事例として活用する仕組みまで考えなければいけないのではないでしょうか。

情報システムの方達はエンドユーザからの問い合せに対して、シンプルに、楽に管理出来るようなフローを自分たちで構築されていると思います。
エンドユーザが望むことは「いつものようにできること」と「できない場合は、今どうなっているのか」がわかることだと思います。

ソースコード管理をするメリット

みなさんはソースコードをどのように管理していますか。

バージョン管理システムを使っている方やファイルサーバに日付を付けたフォルダで管理している方、台帳で管理している方、様々な方法でやりやすい方法で管理していると思います。

本ブログではソースコードの管理にバージョン管理を使ってみたいけど、次にどうすればよいかわからないという方に向けたファーストステップになるような説明をします。

まず、「バージョン管理」とは時間の経過と共に変更が加えられる、プログラムのソースコードやドキュメントなどの各種リソースの作成日時、変更日時、変更点などの履歴を保存しておきます。何度も変更を追加されたファイルでも、過去の状態や変更した人、変更内容を確認したり、過去に遡って状態を復元することができます。

チーム開発によるメリット

  • 作成日時、変更日時、変更点の履歴を保管
  • 過去バージョンの変更履歴を確認し、変更前の状態に復元
  • チームでの共同開発サポート
    • 複数のメンバーが同時に複数ファイルを変更
    • 同じリポジトリ(作業コピー)を簡単に共有
    • 最新のソースコードを保証
  • すべてのファイルをマスタリポジトリで一元管理

このようにバージョン管理のメリットは理解しているけど、これまでのやり方を変えて導入することが難しい。

バージョン管理システムの導入を検討しているけど、用語が特殊であったり、機能が複雑と感じて導入に躊躇している。などの声を聞きます。

すぐに社内のプロジェクト標準ツールとして導入することは難しいかもしれませんが、1人での開発、2,3人のチーム開発という小さい単位で使ってみることをお勧めします。実際に導入され、開発ツールとして浸透し、無くてはならないツールとなるのは数ヶ月かかるかもしれません。バージョン管理を導入された方からの声をまとめたページがあります。

最近のプログラミング環境では必須と言われているソースコード管理。

オープンソースでは有名なソフトウェアがたくさんあります。一度使ってみてはどうでしょうか。


東北地方太平洋沖地震による当サービスの影響について

平素は「ciklone」をご利用頂きまして誠にありがとうございます。

2011年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた 皆様、関係者の方におかれましては、心よりお見舞い申し上げると共に 一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

サービスの提供について

関東地方において、計画停電が行われることが報道されております。現在のところ、この計画停電による弊社サービスの停止はございません。