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2018/05/13 (日)02:00-02:30 計画メンテナンスのお知らせ

いつも tracpath をご利用頂き誠にありがとうございます。
緊急のお知らせとなります。

tracpath の計画メンテナンスを実施することになりました。メンテナンス中は tracpath にアクセスすることができません。今回のメンテナンスは tracpath が稼働している Amazon Web Service のシステムメンテナンスに伴う施策となります。

  • 【実施予定日】: 2018年5月13日(日) 02:00 – 02:30 (5/12 土 26:00から)
  • 【作業時間】: 約30分を予定
  • 【内容】: サーバメンテナンスのためのサービス停止
  • 【サービス】:メンテナンス実施中の約30分間はトラックパスのサービスにアクセスすることが出来ません。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い致します。
メンテナンスに関するご質問は、こちらまでご連絡ください。

Git Large File Storage (LFS) に対応しました

tracpath (トラックパス) は Git Large File Storage (LFS) に対応いたしました。tracpath でこれから作成する Git リポジトリはもちろん Git LFS 機能を利用できますし、すでに作成済みの Git リポジトリでも利用することができます。また、Git LFS ファイルロック機能に対応しています。

Git LFS について

Git リポジトリは差分があまり意味をなさないバイナリファイルの扱いを得意とはしていません。特にファイルサイズが大きいとリポジトリ自体のサイズが肥大化し git {clone,fetch,pull}などの操作に時間を要するようになります。

Git LFS ではそれらのファイルを別管理するように指示すること (git lfs track '*.ext') でリポジトリとは別の領域にファイルの実体を保存するようになり、リポジトリの肥大化を避けるようになっています。リポジトリにはファイルの実体の代わりにポインタになるファイルが登録され、この内容に基づいて git-lfs コマンドがファイルの実体を自動的に取り出してくれます。

Git LFS 対応クライアント

Debian, Ubuntu, RHEL/CentOS, Mac OS X などは https://github.com/git-lfs/git-lfs/wiki/Installation を参照してください。

Git LFS チュートリアル

ここではコマンドライン版 git での手順を説明します。

1. git-lfs コマンドのインストール

上記の対応クライアントからインストールを行ってください。

2. Git LFS 初期設定を行う

Git LFS 機能に必要な初期設定を行うために git lfs install を実行します。デフォルトでは ~/.gitconfig に設定が追加されます。そのため、この操作は一度だけ実施すれば問題ありません。

$ git lfs install
Updated git hooks.
Git LFS initialized.

3. リポジトリ作成後 git clone を行う

Git リポジトリを作成後 git clone を行います。

$ git clone https://xx.tracpath.com/git/git-lfs-demo
Cloning into 'git-lfs-demo'...
Username for 'https://xx.tracpath.com': user1
Password for 'https://user1@xx.tracpath.com':
warning: You appear to have cloned an empty repository.
Checking connectivity... done.

4. Git LFS の対象ファイルを指定する

ここでは Excel ファイルを対象になるようにしてみます。

$ git lfs track '*.xlsx'
Tracking "*.xlsx"

このコマンドにより .gitattributes ファイルが変更されるので、git add して git commit します。

$ git status
On branch master

Initial commit

Untracked files:
  (use "git add ..." to include in what will be committed)

        .gitattributes

nothing added to commit but untracked files present (use "git add" to track)
$ git commit -m 'Add *.xlsx to tracked paths'
[master (root-commit) 65ce59824] Add *.xlsx to tracked paths
 1 file changed, 1 insertion(+)
 create mode 100644 .gitattributes

あとは git-lfs コマンドが必要なときに処理を行ってくれます。

5. LFS 対象ファイルをコミット・プッシュする

Excel ファイルを追加してコミットします。

$ git add -- カスタムクエリ.xlsx
$ git commit -m 'Add an excel file'
[master 116138f5c] Add an excel file
 1 file changed, 3 insertions(+)
 create mode 100644 カスタムクエリ.xlsx

ここで、コミットした内容を見てみます。

$ git show
commit 116138f5c5996b6e1fc4ea8319fb4705014b8193
Author: user1 <noreply@tracpath.com>
Date:   Fri Jan 26 18:21:32 2018 +0900

    Add an excel file

diff --git a/カスタムクエリ.xlsx b/カスタムクエリ.xlsx
new file mode 100644
index 000000000..98d08299f
--- /dev/null
+++ b/カスタムクエリ.xlsx
@@ -0,0 +1,3 @@
+version https://git-lfs.github.com/spec/v1
+oid sha256:5b7d080a3c84120e22eb9cfa013afe0ba0ecb61a8c81bf39bf665e226e74d738
+size 168119

コミット内容を見ると Excel ファイルの代わりに version https://git-lfs.github.com/spec/v1 で始まる小さなファイルになっているのが確認できます。これがポインタファイルです。

これでプッシュしてみます。

$ git push origin master
Locking support detected on remote "origin". Consider enabling it with:
  $ git config lfs.https://xx.tracpath.com/git/git-lfs-demo.git/info/lfs.locksverify true
Git LFS: (1 of 1 files) 164.18 KB / 164.18 KB
Counting objects: 6, done.
Compressing objects: 100% (4/4), done.
Writing objects: 100% (6/6), 647 bytes | 0 bytes/s, done.
Total 6 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To https://xx.tracpath.com/git/git-lfs-demo
 * [new branch]          master -> master

Git LFS: (1 of 1 files) 164.18 KB / 164.18 KB という出力がありますが、これが git-lfs コマンドによりファイルの実体を送信しているものです。

6. この状態から git clone を行う

このリポジトリが Git LFS 機能でファイル管理を行っている状態になっています。ここから別ディレクトリなどで git clone を行ってみます。

$ git clone https://xx.tracpath.com/git/git-lfs-demo
Cloning into 'git-lfs-demo'...
remote: Counting objects: 6, done.
remote: Compressing objects: 100% (4/4), done.
remote: Total 6 (delta 0), reused 0 (delta 0)
Unpacking objects: 100% (6/6), done.
Checking connectivity... done.
Downloading カスタムクエリ.xlsx (168 KB)
$ cd git-lfs-demo
$ ls -l
-rw-r--r-- 1 noreply noreply 168119 Jan 26 18:35 カスタムクエリ.xlsx

Downloading カスタムクエリ.xlsx という出力の通り、Git LFS 管理になっているファイルも自動的に取得されるようになっています。

Slack用のWebフック連携機能をバージョンアップしました

トラックパスは外部アプリケーションに対して更新情報を通知する「Web フック」機能があります。

Web フック・連携機能は、tracpath のプロジェクトにある Wiki やチケット、リポジトリの更新などを行った際に、その内容に応じてリクエストを指定する任意の URL や他サービスに送信する機能です。

今回、トラックパスのWebフック機能がバージョンアップしました。お客様のご利用が多い「Slack」に対して、通知がより分かりやすく拡張しました。

トラックパスの通知を以下の要領で Slack に通知

  • チェンジセット時: コミットログを一緒に表示
  • チケット作成: 詳細を一緒に表示
  • チケット変更: コメントを一緒に表示
  • 5行超過、または700文字超過すると … で省略表示します。

tracpath の更新情報を Slack に通知する方法(Slack の設定方法)
http://bit.ly/2hubq1i

tracpath(トラックパス)のスマホ対応に最適化、新バージョンリリースによりもっと便利に!

tracpath(トラックパス)が「スマホ対応」に最適化した新バージョンをリリースいたしました。
PCのブラウザはこれまで通りの使い勝手が可能ですが、スマホでアクセスした場合、スマホに最適なデザインを提供します。チケット管理やソースコード閲覧、バージョン管理の差分表時など、従来のPC版が良い場合でも「デスクトップ版」「スマホ版」と簡単に表示切り替えが可能です。

スマホ対応の特徴

  • Git/Subversion/Mercurial のソースコードを分かりやすく、探しやすく
  • PCに比べ、表示する情報量が少ないスマートフォンでも、多くの情報を一覧できるよう改善、使いやすいデザイン
  • スマホ対応は、シンプルなデザイン、エリアやボタンは押しやすさを考慮、アイコンやテキストなどのリンク域を大きくして誤操作を防止
  • スマホ利用時の大切な、必要な情報にアクセスしやすく、必要な操作が可能で、開発者にとって必要な画面構成

スマホ対応に必要な必要十分なシンプルな機能を提供するための工夫を凝らしています。

ぜひご利用ください。

SSH 鍵によるリポジトリ接続機能の紹介

tracpath(トラックパス)は SSH 接続に対応しています。tracpath(トラックパス)に SSH 接続する手順を解説します。 初めての人でも手順通り進めることでセキュアな「SSH接続」が利用可能です。

SSH 経由でアクセスするリポジトリ URL は、リポジトリごとに以下の形式になります。リポジトリブラウザで確認できます。

SSH 鍵の生成やすでに持っている鍵の登録方法については、tracpath(トラックパス)のオンラインマニュアル「SSH 接続設定」に詳しく解説しています。

SSH 経由でアクセスするリポジトリ URL

項目 内容
Subversion svn+ssh://svn@name.tracpath.com/reponame
Git git@name.tracpath.com:reponame または ssh://git@name.tracpath.com/reponame
Mercurial ssh://hg@name.tracpath.com/reponame

チュートリアル「SSH 接続設定」

  1. SSH 接続とは
  2. 公開鍵・秘密鍵を作成する
    1. SSH 鍵を生成する(Windows編)
    2. SSH 鍵を生成する(Mac編)
    3. SSH 鍵を生成する(新規に鍵を作成する)
  3. SSH 鍵ページについて
    1. SSH 鍵(現在登録しているあなたの公開鍵情報)
    2. SSH 公開鍵の追加(すでに利用している公開鍵を登録する)
    3. SSH 秘密鍵と公開鍵の作成(鍵を新規作成する)
  4. SSH 鍵を tracpath(トラックパス)に登録する
    1. 生成した公開鍵を tracpath(トラックパス) に登録する
  5. 接続を確認する
    1. リポジトリ毎の接続書式の例
    2. TortoiseGit から接続を確認する(Windows編)

【復旧】2016/11/15 06:30 – 11:30 の間、Git リポジトリにアクセス不能状態になりました

平素は弊社サービスをご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

下記時間帯において、一部サービス(Git リポジトリ)が不安定な状態となっておりました。
現在は復旧し、正常に稼働しております。

ご利用のお客様には大変なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

【障害発生日時】

2016/11/15 06:30 – 11:30

 

【障害の内容】

設定の問題により一部の Git リポジトリにアクセスすることができませんでした。 (現在は復旧しています)

Webサービス(ブラウザからのアクセス)は影響ありません。

 

ご利用の皆様にはご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
今回の不具合に伴うお客様側の作業等は発生いたしません。

 

【再発防止について(2016/11/16 追記)】

外部ネットワークから tracpath.com にアクセスした時、設定の問題により、Git リポジトリにアクセスすることが出来ませんでした。

今回の再発防止策として、外部アクセス用の監視サービスにリポジトリの種類ごとに HTTPS によるヘルスチェックを実施することを追加し、予期せぬ問題によるアクセス不能状態を検出できるようにしました。

 

お問い合せ

ご質問や不明な点などございましたら、下記よりお問い合わせください。

E-mail : support@tracpath.com
Tel:03-6803-1647 受付10:00~18:00(土日祝日除く)

パスワードポリシーの設定機能をリリースしました

tracpath にパスワードポリシーの設定機能をリリースしました。

組織内で策定されているセキュリティポリシーに合わせて、パスワードの最小文字数や文字種の制約を設けたり、パスワードの有効期限などを設定することができるようになりました。

パスワードポリシーの設定には、管理者ユーザーでログインしていただき、メニューにある「設定」にアクセスすると表示される「パスワードポリシー」欄から行うことができます。

サイト設定

Webフック・他サービス連携機能をリリースしました

tracpath に Web フック・他サービス連携機能をリリースしました。

Web フック・連携機能は、tracpath のプロジェクトにある Wiki やチケット、リポジトリの更新などを行った際に、その内容に応じてリクエストを指定する任意の URL や他サービスに送信する機能です。

この機能は、各プロジェクトの管理ページにある「通知」→「Web フック & 連携」から設定することができます。また、すべてのプランでご利用いただけます。連携可能な他サービスは、現在のところ ChatWorkSlackTypetalkJenkins などがあります。

フックの追加

Slack での例

【tracpath】ご請求書発送時期について、変更のお願い

平素よりオープングルーヴに格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。

「tracpath.com」の料金お支払い方法が「請求書による銀行振込」をご利用のお客様について、ご請求書の送付時期を2016年4月1日より変更させて頂きます。
 皆様にはお手数をおかけします事を深くお詫び申し上げます。

 オープングルーヴでは、今後もよりよいサービスの提供が行えるよう、精一杯努めて参ります。引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

■ 概要

 ・tracpath.comの有料プランをご利用のお客様で、請求書による銀行振込
をご利用のお客様が対象となります。

 ・2016年4月1日より開始します。4月利用分として4月1日にご請求書をお送りいたします。
  ご請求書のお支払期限は従来と変わりません。

■ 変更内容

 【変更前】
2016年4月のご利用料金は、4月末に請求書を発行
支払期限として「翌月末(5月末)」

  ↓↓↓

 【変更後】
2016年4月のご利用料金は、4月1日に請求書を発行
支払期限として「翌月末(5月末)」

  ※お支払期限については、お客様の支払サイトに合わせることが可能です。
   変更等ご希望の場合、サポートまでお問い合わせください。

https://tracpath.com/form/contact.html

2016/03/13(日) 02:00 – 04:00 計画メンテナンスのお知らせ

いつも tracpath をご利用頂き誠にありがとうございます。

tracpath の計画メンテナンスの実施を予定しております。メンテナンス中は tracpath にアクセスすることができませんのでご注意願います。

新バージョンのリリースを行います。2016-03版リリースでは、利用者からリクエストがありました多くの要望やバグ対応を実施しています。Wiki/チケット/タイムライン/バージョン管理等の tracpath すべての機能に対して、便利な機能と安定性向上を実施いたします。これまで以上に使い勝手が向上し、性能アップした tracpath をご利用いただけます。

2016/03/13(日) 02:00 – 04:00 計画メンテナンス

  • 【実施予定日】: 2016年3月13日(日) 02:00 ~ 04:00 (03/12 土 26:00 開始)
  • 【作業時間】: 約2時間を予定
  • 【内容】: tracpathの新バージョンリリース作業を実施いたします。そのためサービス停止いたします。
  • 【サービス】:メンテナンス実施中の約2時間はすべてのサービスにアクセスすることが出来ません。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い致します。
メンテナンスに関するご質問は、こちらまでご連絡ください。

リリースノート(主な機能)

  • バージョン管理
    • Git や Mercurial リポジトリの更新履歴ページにリビジョングラフが表示されるように。
    • ソースブラウザに比較を行うリビジョンを入力できる項目を追加
    • サイズの大きなSubversion/(SVN)リポジトリをリモートからインポートできるように
  • チケット
    • チケット更新が衝突したときの処理を改善。追加されたコメントや衝突内容が自動プレビュー時に表示されるように。
    • チケットコメントの表示順を選択できるように
    • チケットコメントをスレッド表示できるように
  • 日時
    • 個人設定で日時表示を相対表示または絶対表示の選択をできるように。
  • 添付
    • 複数の添付ファイルを zip ファイルとしてダウンロード
    • ファイル名が長くても添付可能
    • 添付ファイル数を見出しに表示するように。「添付ファイル (3)」のような形式

今回の新バージョンのリリースでは、弊社にて開発メンテナンスしているオープンソースのプロジェクト管理ツール「Trac」の最新バージョンに対応します。最新バージョン「Trac 1.0 リリースノート(公式ブログ)」を参照ください。