「クラウドのメリットを一番享受できるのは、個人開発者、ソーシャルアプリ開発企業、IT系ベンチャー企業」
小さく・安く・始めて、成長に合わせてサービスレベルを向上させることが出来るクラウド・コンピューティングはそのような企業にとって大きなメリットがあると考えています。
クラウドは、開発環境、本番環境のインフラ、スケールアップ、運用負荷軽減を低リスクで担保できるサービスになっています。これからのアプリ開発でははじめるときにハードウェアのことをほとんど考えなくて良くなる、と言えます。
サービス提供者の役割によるメリットを簡単にまとめると、
経営者
- システムの投資の無駄を排除 →「所有」から「利用」
- 求めるサービス提供のためのハード購入費用がかからない
- 素早いサービス立ち上げ
開発者
- 開発環境の迅速な構築
- スケールアップ・可用性向上
- 本番リリースに向けたサーバ規模の設計を軽減
- 負荷分散
運用者
- 利用状況に応じた柔軟なリソース割当
- システム運用負荷の軽減
- ハード障害から解放(自前に比べて…
数年前まではデータセンターを借りて自前のハードを用意するか、ホスティングサービスを利用するかが一般的だったと思います。最近はクラウドを使うことで低コストでストレスなく(ハードの面倒を見る必要なく)始めることが出来る。スタートするときの敷居が低くなることはアプリケーションベンダーにとっては良いことです。
2,3年のスパンで見た場合、クラウドよりコスト面でメリットがあるサービスもありますがソーシャルアプリ・ソーシャルゲームに限ればベストなソリューションではないでしょうか。
新しいサービスをすばやく提供するために、その時、そのタイミングで最適なサービスを積極的に利用していきたいですね。