いつも tracpath をご利用頂き誠にありがとうございます。
2025年2月9日メンテナンスでのリリース・変更についてお知らせします。
Trac 1.6 へ更新
tracpath で利用している Trac を 1.6 系のものに更新しました。これに伴い機能的な変更が入っています。ここでは大まかな変更のみを上げます。
チケット登録で作成直後のステータスを指定できるように
従来ではチケットを作成すると必ず new というステータスになっていました。今回のリリース以降では、ワークフローで <none> という特殊なステータスを用いてチケット登録時のアクションを定義し、そのアクションに応じて作成後のステータスを決定できるようになりました。
既存のプロジェクトで定義されているワークフローには、これに該当するアクションがないため、今回のメンテナンスではすべてのプロジェクトに以下のようなアクションを追加しています。
create = <none> -> new create.default = 1 create.name = 登録する create_and_assign = <none> -> assigned create_and_assign.default = 0 create_and_assign.label = 割り当てる create_and_assign.operations = may_set_owner create_and_assign.permissions = TICKET_MODIFY

TLSv1.3 をサポート
TLSv1.2 のみをサポートしていましたが、TLSv1.3 での接続もサポートするようになりました。
またメンテナンス以降、以下の状況になっておりましたが 2025/2/13 6:30 頃に解消いたしました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
- Java 7u25 からの TLS ネゴシエーションができずにアクセスに失敗する
- SNI をサポートしないクライアントからのアクセスに失敗する
その他
機能的な変更はありませんが、その他利用しているモジュールを更新しています。
- Subversion 1.14.5
- Git 2.47.1
- Mercurial 6.9.1