3月も終わりに近づきまだ肌寒さもあるものの陽射しは少しずつ春を感じさせるものになりつつありますね。
さて今回は「Trac で添付ファイルの中身を参照するのにいちいちページ遷移しないといけないのがめんどくさい」という話を聞いて、それを少しだけ解消するプラグインを作ってみたのでそれの紹介です。
インストール
1. easy_install でインストール
いきなりですが、さっそくインストールしましょう。easy_install に http://trac-hacks.org/svn/overlayviewplugin/0.12 を渡せばさくっとインストールできます。svn コマンドがない環境では、これではインストールできないと思います。その場合には手動でエクスポートを行い、エクスポートしたディレクトリを easy_install に渡すようにしてください。
C:>easy_install -Z http://trac-hacks.org/svn/overlayviewplugin/0.12 Downloading http://trac-hacks.org/svn/overlayviewplugin/0.12 Doing subversion checkout from http://trac-hacks.org/svn/overlayviewplugin/0.12 to c:\docume~1\admini~1.ope\locals~1\temp\easy_install-x_lmas\0.12 Processing 0.12 Running setup.py -q bdist_egg --dist-dir c:\docume~1\admini~1.ope\locals~1\temp\easy_install-x_lmas\0.12\egg-dist-tmp-ubt6k_ zip_safe flag not set; analyzing archive contents... overlayview 0.12.0.1 is already the active version in easy-install.pth Installed c:\traclight\python\lib\site-packages\overlayview-0.12.0.1-py2.6.egg Processing dependencies for overlayview==0.12.0.1 Finished processing dependencies for overlayview==0.12.0.1
2. trac.ini でプラグインを有効にする
有効にしたい Trac プロジェクトの conf/trac.ini か inherit-file で共有している trac.ini でこのプラグインを有効にします。
# trac.ini [components] tracoverlayview.* = enabled
この後、Trac を動作させている Web サーバを再起動させます。
使ってみる
まずは、添付ファイルがあるチケットや Wiki ページへ行ってみましょう。そのページにある添付ファイル一覧からリンクをクリックすると、lightbox 風のビューでそのファイルを参照できるようになります。
また、画像以外の添付ファイルやタイムラインでの添付ファイルリンクでも同じように遷移せずにその場で参照できるようになります (ちょっと解りにくいですがロケーションバーの URL が /timeline です)。
こんな感じで添付ファイルの参照が少しだけ楽になるかと思います。こうしてほしいとか、ここおかしいんだけど、などありましたら trac-hacks のチケットかここのコメント欄にお願いします。それでは。