サイクロンに新しい機能がリリースされました。Git / Mercurial / Subversion リポジトリをサイクロンに簡単に移行できるようになりました。
これまで、
をご紹介していましたが、外部リポジトリをサイクロンに移行する機能が新規追加されました。これで1.11-RELEASEにおいてリリースされたバックアップと合わせ、ユーザにとって便利な機能が追加されました。
リポジトリのインポート機能とは
- ローカルで管理しているリポジトリをサイクロンへ移行
- インターネットサイトにあるリポジトリをサイクロンへ移行
- 認証情報によるアクセスも可能
- ダンプファイルからサイクロンのリポジトリへ移行
ができるようになりました。
この機能により従来は当社にてサポートしていたリポジトリの手動インポートサービスを使う必要がありません。
サイクロンのアカウントをお持ちのユーザはどなたでも利用する事ができます。
移行の方法
サイクロンのアカウントを作成後、管理アカウントでログインします。プロジェクトタブを開いて「リポジトリを追加」をクリックします。
1. リポジトリの作成ダイアログ
リポジトリの作成ダイアログが表示されます。基本は移行元と同じバージョン管理システムを選択してください。Git -> Subversion、Mercurial -> Git など異なるバージョン管理システムの移行を行う場合は事前にリポジトリの変換を行う必要があります。
2. インポート方法の選択
外部リポジトリからサイクロンのリポジトリにインポートする方法は3つあります。
- 新規で作成する
- URLからインポート
- ファイルからインポートする
新規で作成する
新規リポジトリを作成します。
URLからインポートする
他のリポジトリサービスや公開リポジトリからURLを指定してインポートします。移行元のリポジトリへのアクセス方法を設定する必要があります。
ファイルからインポートする
ローカルサーバなど非公開のリポジトリデータをインポートすることができます。
ダンプファイルを作成しサイクロンにアップロードします。
3. ダンプファイルの作成方法
リポジトリのインポート方法でファイルからインポートを選択した場合、事前に移行元リポジトリのダンプファイルを用意する必要があります。
リポジトリのダンプファイルは「gzip、bzip2、zip」で圧縮してください。
Gitの場合
git --git-dir=/PATH/TO/REPOS fast-expot --all | gzip > gitdump.gz
Mercurialの場合
hg --repository /PATH/TO/REPOS bundle --all hg.bundle
Subversionの場合
svnadmin dump /PATH/TO/REPOS | gzip >svndump.gz
4. さいごに
インポートに必要な情報を入力後、「作成」を押下してください。
これで他のリポジトリデータをサイクロンのリポジトリに移行することができます。