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BTS(バグ管理システム)のバグ報告はとても面倒な件

 

みなさん、BTSを使っていますか。
BTSを利用するメリットは十分理解しているし、チームにも浸透している。と思いますがバグ報告、チケットを作成する点だけはどうしても面倒に感じています。

プロジェクトによってはバグ報告用のフォーマットを決めていたり、開発者からできるだけ詳細な情報を記載するように指示があったり、バグ報告のレポートはそれなりの要求が求められるため起票することを面倒に感じるのではないか。と考えています。

例えばバグ報告の場合、テキストデータのみでやりとりすることになるため

  • 正確な情報、障害発生時の具体的な内容
  • できるだけ、エビデンスを添付
  • 再現手順
  • 期待される現象

などを正確に記述することが求められます。
プログラマーにとってバグの原因究明にとても役立つ有益な情報ですが、毎回起票する側(テスターなど)にとってみれば手間が掛かります。とくにスケジュールが大幅に遅れている場合やお客様からせっつかれているときなど起票せずに口頭で…となりがちです。

最近のOSやアプリケーションにはクラッシュレポートツールや自動報告ツールが用意されていることがあります。
例えば、Mac OS X や Firefox などです。

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業務アプリやウェブサービスでは製品の開発と同時に、その製品に組み込むクラッシュレポートツールを開発している、というのは聞いたことが無いですが同じような仕組みでバグ発生時の情報を自動収集してくれるツールが欲しいなと思いました。

オープングルーヴは、tracpathというクラウド型バグ管理サービスを開発・運営しており、テスターのバグ報告ツールとしてfulmo(フルモ)というスクリーンショット付きバグ報告ツールをオープンソースで提供しています。
fulmoはブラウザのプラグインとして動作するブラウザ拡張ツールのため、クラッシュレポートツールのような高度なことは出来ないかもしれませんが「これからのバグ報告ツールに必要なこと」にある「バグの再現手順を自動再生」「過去のバグ発生箇所の履歴と見える化」「バグ発生時点の詳細情報を自動取得」は実現したいと思いました。

fulmo 1.0 リリースと機能紹介

 

こんにちは。今回はオープングルーヴが開発したオープンソースのブラウザアプリケーション「fulmo(フルモ)」が大幅にバージョンアップしましたので紹介します。

fulmo はブラウザ専用のスクリーンキャプチャーとBTSへのバグレポート機能をもっています。これまでの機能は

  • Webアプリケーションのスクリーンショットを作成し、BTS(バグ管理)に登録
  • BTS(バグ管理)に新規チケット登録
  • 複数のサイトを管理、いつでも切替
  • Trac, Trac Lightning, ciklone に対応
  • 右クリックメニューやツールバーのアイコンからすばやくチケット登録
  • 対応ブラウザ: Google Chrome 12 以降、Firefox 3.6 以降 (IE、Safari、Opera には対応しておりません)

でした。今回、fulmo 1.0 に追加された機能は利用者から要望の多かった

  • Redmine 1.4/2.0 対応
  • 画像の編集機能
    • 図形描画(丸、四角など)
    • テキスト、ぼかし、直線、自由線
    • 保存、ライブラリ・スタンプ機能
    • ドラッグ & ドロップによる添付 (TracDragDrop プラグイン導入サイトのみ) や保存 (Chrome のみ)
    • などの基本的な画像編集機能が備わっています。
  • ドラッグ&ドロップでファイルを保存とチケット添付

スクリーンショット

   
開発の現場で必要な機能が追加され、これまで以上に使いやすく開発を強力にサポートします。

ダウンロードはこちらをご覧ください。

 

インストールについて(環境別)

fulmoを利用するためにはご利用の環境に合わせたfulmoプラグインをインストールしてください。

ciklone以外のBTSである、Trac / Redmine で利用する場合はサーバにプラグインをインストールする必要があります。fulmoはWindows / Mac OSXのどちらでも利用する事ができます。

ciklone(サイクロン)で利用する場合

cikloneでfulmoを利用するためには、ブラウザアドオン(拡張)をインストールするだけで利用することができます。

Trac/Traclightningで利用する場合

Tracでfulmoを利用するためには、サーバ側にTracのXML-RPCプラグインをインストールする必要があります。

ご利用環境に合わせてTracにプラグインをインストールしてください。Trac LightningはXML-RPCプラグインがインストール済みのため、導入済みのプラグインが「有効」になっていることを確認してください。

確認方法は、管理アカウントでTrac Lightningにログインして、「管理」-> 「プラグイン」 -> 「tracxmlrpc1.1.2-r9970」が有効になっていることを確認します。

Redmineで利用する場合

Redmineでfulmoを利用するためには、サーバ側にRedmineの「redmine_fulmo_helper」プラグインをインストールする必要があります。このプラグインは当社がオープンソースにて開発・提供しています。

redmine_fulmo_helperの詳細な情報やソースコードはgithubをご覧ください。

fulmoのオンラインドキュメントはこちらをご覧ください。

Redmineプラグインやfulmoについてのお問い合わせはこちらからお問い合わせください。

皆様のご意見によりさらに使いやすく改良していきます。

 

 

2分でfulmoの便利な機能を理解する

こんにちは。先日リリースした fulmo(フルモ)の新機能を2分で説明した動画をアップロードしましたのでご紹介します。

fulmo(フルモ)の新機能で注目して頂きたい点は、

  • fulmoからドラッグ&ドロップでciklone/Tracにファイル添付
  • ブラウザアプリケーションからスクリーンショットを保存しないでアップロードできる機能
  • キャプチャー画像に自動採番
  • オンラインマニュアル作成に便利
  • 各種のスタンプを利用可能
  • 見せたくない情報はぼかし機能でみせない
  • 図形描画(四角、丸、角丸のボックス、直線、矢印)

これまでは、不具合報告専用のチケット登録ツールでしたが、シンプルで実用的な画像編集機能が追加されました。

ブラウザアプリケーション開発者やドキュメント作成者、テスターなどの幅広い人たちに使って頂くためのアプリケーションにバージョンアップしています。ぜひご利用ください。

fulmo の紹介とインストールについては、こちらをご覧ください。

 

redmine_fulmo_helper – fulmo 1.0 用 Redmine プラグイン

fulmo 1.0 は Trac, Redmine に対応したブラウザ型のスクリーンキャプチャーでキャプチャーした画像を編集し、その画像を添付しつつチケット登録できるようになっています。

Redmine では REST API によりチケット操作が行えるようになっていますが、実際のところチケット作成を行うために必要な各カスタムフィールドの情報などを取り出す API が Redmine 1.4/2.0 に備わっていません。ですので、fulmo からチケット作成に必要な機能を追加する Redmine 用プラグインを実装しています。

https://github.com/opengroove/redmine_fulmo_helper

fulmo から Redmine に対してチケット作成を行う場合には、この redmine_fulmo_helper プラグインを導入します。

インストール方法

Redmine のバージョンによってインストール方法が異なります。(ソースは同じです。)

Redmine 1.4.x の場合

以下のコマンドを実行しプラグインをインストールします。$REDMINE_ROOT は実際の Redmine を展開しているディレクトリに読み替えてください。

また、インストールには git コマンドを使用しますので、git をインストールされていない場合には https://github.com/opengroove/redmine_fulmo_helper/zipball/master からダウンロードできる zip ファイルでインストールを行なってください。

% cd $REDMINE_ROOT
% ./script/plugin install git://github.com/opengroove/redmine_fulmo_helper.git

Redmine 2.0.x の場合

% cd $REDMINE_ROOT/plugins
% git clone git://github.com/opengroove/redmine_fulmo_helper.git

Redmine の Web サーバーを再起動

無事にインストールできた場合には、プラグインページで以下のように表示されているかと思います。

完了

redmine_fulmo_helper プラグインのインストールはこれで完了です。fulmo に Redmine の設定を追加してチケット登録を行なってみてください。

fulmoオンラインマニュアル

こんにちは。オンラインマニュアル担当のhayashidaです。

先日リリースされました、高速・シンプルで簡単なウェブアプリケーション向けのスクリーンキャプチャー&バグレポートツール、fulmo。もうお使い頂いていますでしょうか?

fulmoオンラインマニュアル

私なども、画像を添付したチケットの作成が圧倒的に楽になり、重宝しております。

fulmoに対するより詳しい説明は前回8月8日の記事をご覧下さい。

これに伴って、fulmoオンラインマニュアルページをオープン致しました。

本当にシンプルなので、直感的に使って頂けますが、周囲の皆さんにご説明頂く時やcikloneと合わせてこんな使い方も出来るのねふーん。といった感じで見て頂けると幸いです。

先ずは導入方法からご確認下さい。


chrome編

firefox編

cikloneご利用の方だけでなく、Tracユーザの皆様も是非fulmoをご活用下さい。
では、また!

fulmo – Webアプリのためのスクリーンキャプチャー&バグレポートツール –

こんにちは。今回はオープングルーヴが開発したオープンソースのアプリケーション「fulmo(フルモ)」をご紹介します。

fulmo とは、高速・シンプルで簡単なウェブアプリケーション向けのスクリーンキャプチャー&バグレポートツールです。(ブラウザ拡張) fulmo は

  • アジャイル開発チーム
  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • 品質管理チーム
  • テスター

のためのツールです。バグを発見してから、ワンクリックでバグレポートを登録する画面が表示されるため、すばやくバグレポートを登録することが出来ます。さらにバグ発生時のスクリーンショットも一緒に登録できますので、「説明不足なバグレポート」や「なんかバグってますが・・・」というレポートから問題発見を力強くサポートします。 開発中のWebアプリケーションで見つけたバグをすばやく、簡単に報告することが出来ます。もちろん、ブラウザで動作するアプリケーションすべて(例えば、携帯向けサイト、スマートフォン向けサイト)のテストに利用する事が出来ます。 だれでも無料で利用する事が出来ますので、ぜひお試し下さい。 ダウンロードはこちらから。

fulmo を開発したワケ

ciklone(サイクロン)というクラウド型の課題管理/バグ管理サービスを提供していますが、利用中の顧客から、

テスティング工程でたくさんのバグ報告が登録されるが、もっと簡単にバグレポートできないか。

開発者にとっては、バグ解析するための有益な情報を報告して欲しい → バグ発生時のスクリーンキャプチャーを簡単にチケット登録したい。

複数プロジェクトに対応したバグレポートツールがほしい

などの声があり、ciklone や Trac をもっと便利に使ってもらえるように開発しました。

fulmo でできること

  • Webアプリケーションのスクリーンショットを作成し、BTS(バグ管理)に登録
  • BTS(バグ管理)に新規チケット登録
  • 複数のサイトを管理、いつでも切替
  • Trac/Trac lightning/ciklone に対応
  • 右クリックメニューやツールバーのアイコンからすばやくチケット登録
  • 対応ブラウザ(IEには対応しておりません)、Google Chrome 12.x / Firefox 3.6 –

スクリーンショット